新CAS Q&A

Q. 新CAS協議会とは何ですか?

A.

2015年10月1日に、NHK、スカパーJSAT、スター・チャンネル、WOWOWの4社は、一般社団法人「新CAS協議会」を設立しました。設立の目的は、4K・8K放送時代に即したコンテンツ保護管理の在り方や、その技術的な方式ならびにセキュリティ要件の管理運営の在り方を検討することです。新CAS協議会は、新CASの開発主体であり、新CASが安全に運用・管理する責任を担っています。新CAS方式の管理主体ではありますが、方式管理による利益はありません。そのため、まずは、利益を追求しない非営利の一般社団法人とし、運営経費は会員各社からの会費で賄われます。実用放送開始時には、事業運営の透明性の確保のため、積極的な情報開示にも努めます。

 また、上記の4事業者に加えて、2017年4月からは全国のケーブルテレビ事業者で組織する日本ケーブルテレビ連盟が新たに会員として加わっています。今後もより多くの放送事業者に、新CASを利用いただくための広報・普及活動を続けていきます。

 

 

Q. CASとは何ですか?

A.

CASとは、英語表記の”CONDITIONAL ACCESS SYSTEM”の頭文字を使って表記したものです。

 このコンディショナルアクセスシステムは、日本語では「限定受信機能」と訳され、有料放送のように、特定の条件を満たす人(例えば有料放送の契約者)が放送を受信できるようにするシステムです。NHK-BSの受信確認メッセージも、その機能の一部を使って運用されています。

 また、この「限定受信機能」に加えて、無料の地上デジタル放送等での放送コンテンツの「著作権保護(ダビング10等のコピー制御)」のためにも利用されています。

 

 

Q. 新CASとは何ですか?

A.

 2018年に実用化される4K・8K放送に対応するためのCASが、新しいCASの方式「新CAS」です。テレビ受信機には、この新CASのプログラムを書き込んだ「ACASチップ(LSIチップ)」が搭載されます。ACASチップには、これまでのB-CASカードの機能も含まれています。新CASは、衛星による4K・8K放送やケーブルテレビの多チャンネル放送にも利用されるほか、B-CAS機能によって地上・衛星(BS及び110度CS)デジタル放送と、コミュニティチャンネルにも対応できます。

 

 

Q. コピー制御とは何ですか?

A.

 デジタル放送では、不正コピー防止等番組の著作権を保護するために、コピー制御信号を加えて放送され、受信機がこの信号を受信してコピーの回数等を制御します。CASの機能を使って、番組にかけられている暗号化情報を解除します。NHKや無料民間放送は、このようなコンテンツ権利保護の仕組みを2004年4月から導入しています。このため、これらの放送を視聴する場合にも、放送受信機に新CAS等の仕組みが採用される必要があります。

 詳しくは、下記のホームページをご参照ください。

一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(http://www.apab.or.jp/receiver/copyctr.html

 

 

Q. デジタル放送の受信には必ず新CASが必要なのですか?

A.

BS・110度CSデジタル放送及び4K・8K放送の有料放送を契約して視聴するためには、新CAS等、放送形態に対応するCAS機能を塔載した受信機が必要です。

また、NHKやBS・地上の無料民間放送も、2004年4月から放送番組の著作権保護のためにB-CASを利用した経緯があり、4K・8K放送のCAS機能についても、新CASが採用されるように関係者に働きかけています。